SFC改定が行われた後も年間300万円での継続は行う予定ですが、決済はあくまでJAL中心、余力があるときにANA決済にする予定です。前回のブログでもJALの方が戦略的だと書きましたが、自分のライフスタイルからJALの方があっていると思う点ANAの方があっていると思う点を紹介したいと思います。
改めて比べると、JALがいかに経済圏を戦略的に形成し、それがいち個人に刺さっているのかがよくわかります。
※本記事はSFC/JGCに関する連載の「第3弾(完結編)」です。
※2026年秋時点の制度・各社サービス内容および体験談に基づき執筆しています。
第一弾

第二弾

まずは結論からお伝えします。
結論
結論: 年間300万円の決済は継続するが、基本はJAL、余力があればANA。
JALを優先する理由: 鉄道系ポイントとの連携、どこかにマイル、マイル有効期限、羽田での搭乗動線、実体験に基づく運航への印象、マリオットとの連携。
ANAの評価点: 航空券価格、スターアライアンスの利便性。
今後の判断材料: SFC Plusに魅力「憧れ」を加える事ができるかが大切なポイント
JAL VS ANA 個人的に考える魅力まとめ
最初にまとめを書きますが、自分の価値観、ライフスタイルを考えるとJALが完璧にはまります。
ANAも海外アライアンスと比べればよいのでしょうが、JALと比べると見劣りしてしまいます。
| JAL | ANA | 勝者 | |
| ①クレカの魅力 | 〇 鉄道系(Suica/東急/小田急)と強力連携 | × 鉄道系はソラチカのみ(SFC不可) | JAL |
| ②マイレージプログラム | 〇「どこかにマイル」 (JAL Mobile等で1,500マイル〜) ただし土日はほぼ取れない | △「トクたびマイル」はあるが… 今のシステムはお得な特典航空券の要素のみ。 | JAL |
| ③マイル有効期限 | 〇JGCは5年 (LSP3スターで60ヵ月 / 4スターで無期限) | ×SFCでも一律36ヵ月 | JAL |
| ④搭乗・降機所要時間 | 〇ターミナル直接搭乗・降機が多い | ×B737/A320等でバス移動多発(+10分) | JAL |
| ⑤遅延理由(実際経験) (20分以上の遅延理由) | 〇異常気象(岡山→羽田) | ×客がこないのを待つ(羽田→鹿児島) ×荷物詰込み遅れ(羽田→松山) | JAL |
| ⑥価格 | △やや割高 | 〇シンプルを使えば安く乗れる | ANA |
| ⑦アライアンス | △ワンワールド(サファイア) | 〇→× スターアライアンス (SFC Plus,Lite改定次第) | ANA → JAL |
| ⑧ホテル連携 | 〇Marriott Bonvoy(マリオット)連携 | △IHGホテルズ&リゾーツ連携 | JAL |
決済を決めるうえで重要な要因
①クレジットカードの魅力 JALの勝ち
JAL・・・SUICA、東急、小田急 ANA・・・ソラチカ(SFCなし)
鉄道もよく使う自分にとってはJALがとても魅力的です。特に長距離で単価の高いSuica、私鉄ながら沿線に縁があれば東急ポイント、小田急ポイントがJALマイルに変更できるのはとても魅力的です。ANAには東京メトロと連携したソラチカカードがありますが、残念ながらSFCの設定はなし。
ただVISAは三井住友ANA、三菱UFJのJAL これは圧倒的にANAの勝ち。ただこれはVISAは三井住友か三菱UFJかの違いで本質ではないですけど。
②マイレージプログラム JALの勝ち
「どこかにマイル」プログラムはゲーム性あり面白いプログラムだと思います(2026年秋現在では土日はほぼ取れませんが)。
さらにJALモバイルに入ると1500マイルで権利が得られとてもお得に国内旅行を楽しめますよね。
ANAも「トクたびマイル」で往復7000マイルでいけるのですが、ゲーム性、1500マイルで参加も可能を考えるとJALのほうに魅力を感じます。
何より「ワクワク感」あるプログラムがJALの強みだと思います。
③マイル有効期限 JALの勝ち
JGC(ライフステイタスポイント3スター)のJALは有効期限60ヵ月(5年)、さらに4スターになると有効期限無制限になります。
ANAは変化なく36ヵ月(3年)です。
④搭乗・降機時の所要時間 JALの勝ち
羽田発着でANAでB737、A320のような比較的小型の飛行機で地方に行くとなると、バスでの発着となり、いつもより10分ぐらい早く行く意識しないといけません。
早朝や夜遅い便をよく使う自分にとってはこれがかなり旅のボトルネックになります。
羽田第二ターミナルを国際ターミナルにしたのでこれから良くなる気配もありません。

⑤定時運行 JALの勝ち
国土交通省発表データだと JAL79%、ANA 78%と大差ありませんが、早朝、夜遅い便を使う自分には圧倒的にJALが優れています。
実際に経験した最近の遅れ実績と理由です
ANA 鹿児島行き 20分出発遅れ 理由 遅れた客一人待つため(待たなくていいでしょ)
ANA 松山行き 20分出発遅れ 理由 預け荷物の積み込み遅れのため
JAL 岡山帰り 25分出発遅れ 理由 異常気象
ANAの理由がお粗末と感じてしまいます。
またJALが2026年9月1日から始めた羽田空港をはじめとする国内線で「搭乗締切時刻」のルールを厳格化もいい取り組みだと思います。
⑥航空券価格 ANAの勝ち
ANAの航空券は「シンプル」「スタンダード」「フレックス」の3種類になりましたね。
ANAの「シンプル」とJALの航空券を比較すると、シンプルの方が安い場合が多いと思います。
一部で家族でシンプル申し込むと事前に席が選べないくて改悪だとの話もありますが。
だったらスタンダード選ぶべきでしょと思いますし、安いチケットを提供する努力はANAを評価したいと思います。
⑦アライアンス使いやすさ ANAの勝ちだったがSFC LITEになるならJALの勝ち
アライアンスはスターアライアンスがいいですが、LITE(シルバー)になるならワンワールドサファイアのJALの勝ちです。
⑧ホテルとの提携 JALの勝ち
マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)提携のJALとIHGグループ連携のANA。
Marriott Bonvoyの方がやっぱり魅力ありますよね。
決済を決めるには影響ないが気になる要因
(ⅰ)SFC、JGC CHECK-INカウンターの位置
個人的には電車で羽田空港でついた時、JGCカウンターの方が近くて便利ですね。感覚的には常にANAスウィートチェックインの隣にJGCのチェックインカウンターもあるという感じですね。

(ⅱ)機内ドリンク JALの勝ち
JALスカイタイムは秀逸。細かい点ですが。
(ⅲ)到着時のCA機内アナウンス JALの勝ち
JAL到着時のCAの方がお話する四季の話、客への心遣いのアナウンスは本当に素晴らしい。
これがいいからJALを選ぶというものではないですが、この細やかな心使いがJALの素晴らしさだと思います。
(CAの方に負荷あるものなのでもし廃止されても、それはそれでいいとおもいます)
個人的な今後の方針
こうして比較すると、自分のライフスタイルにはJALの方が合っていると感じます。もちろんANAにも価格面やスターアライアンスの魅力がありますし、SFCを維持するメリットがなくなったわけではありません。
そのため、年間300万円の決済は今後も継続する予定ですが、基本はJALを中心に、余力があればANAにも決済を振り分ける方針です。
JALかANAかどちらかを選択する際の最重要ポイントは自分の使う空港にどちらが就航しているか(使いやすいか)だと思います。
一方、その制約がない時のANAに改善点を書くと以下となります。
・クレカに魅力がない
・羽田空港での隠れ搭乗・降機の必要所要時間がある(バス搭乗、北側サテライト遠い)
・実際に経験した遅延理由がおそまつ
これは経営戦略によって生まれた差だと個人的には思っています。
航空会社への「憧れ」、「ワクワク感」、「夢」
・ANAの企業CM 「きたえた翼は、強い。」
・ANA 全日空 CM 「プレミアムクラス 地上編」
・ANA 「夢見るヒコーキ。ANA」
・Fly me to the Moon
これらのCMを見た自分は、JAL以上にANAへの「憧れ」があり「ワクワク感」や「夢」がありました。
(2008年から数年間のANAキャッチコピーも「夢見るヒコーキ。」でしたしね)
しかし、現在のANAは合理化が優先されて個人的には顧客目線からの「憧れ」や「ワクワク感」が弱くなっていると思います。
JGCとSFCの改定に関して、JALは単に入口を絞った、ANAはそのままというだけでなく、
JALは上級会員資格をハードルを上げ、マイル期間延長、さらに6starまで用意して新たな「憧れ」を提示した。
一方、ANAは「今のままでは問題あるから何も変えないがハードルを上げた(顧客を選別した)」。こう見えてしまいます。
合理化で利益を確保することは大切、だけど、「憧れ」や「ワクワク感」の犠牲はできるだけ抑える。
「憧れ」や「夢」をこわさずに利益確保をしていくか、それが会社の戦略であり、腕の見せどころで、JALの方がうまくやっていると感じます。
「安全なくして会社なし、利益なくして安全なし」から思うこと
「安全なくして会社なし、利益なくして安全なし」、JALを再建した故稲盛和夫氏の名言です。
これを今回のJALとANAに当てはめると
JAL「憧れなくして航空会社なし、利益なくして憧れなし」
ANA「利益なくして航空会社なし」
ANAの進める合理化の経営戦略には「憧れ」という文字がないように個人的には思えてしまいます。
結局、前のブログで書いた
「制度の変更は合理的であり、やりたい気持ちはわかるけど、やり方が下手だな」
に戻るのでした。
ANAは合理化によって制度を変えているが、その過程で、顧客が航空会社に大切な「憧れ」や「ワクワク感」を軽視しているように感じる。
そこが、今のANAに対する最大の不満の発生源の一つなのだと思います。
最後に
個人的にはSFC修行(超短期ですが)はとてもいい思い出です。
今でもSFC取得フライト中、「おはずかしながらSFC修行をしているんです」と言った後に、CAさんが降機時に書いて渡してくれたフライトメッセージカードは心温まるサービスでした。
現場の人からは「憧れ」や「夢」を抱かせる顧客へのホスピタリティーを感じます、是非ともそれが報われるような、「憧れ」や「夢」を踏まえた経営戦略を経営陣には頑張ってほしいと思います。
自分が感じるJALとANAの経営戦略の違いをブログに書いてみました。
もちろん、異論もあると思います、あくまで個人が感じたことをつづりました。
SFC制度改定に関する三部作
①ANA SFC(スーパー フライヤーズ カード)改定へのモヤモヤ感

②ANAのSFC緩和策に思うこと

③JAL vs ANA 徹底比較!SFC改定年間300万円決済の着地点





