2026年9月29日、ANAからラウンジ利用などに関する緩和案が出ましたね。
ただ、個人的に一番引っかかっていた既存会員巻き込んだ「年間300万円決済」というハードルは据え置きのままでした。
今回の発表を見て、個人的に思うことを書きたいと思います。。

① 企業論理優先に見えてしまう
前回の記事でも「既存会員も最初から巻き込まれた」と書きましたが、このモヤモヤ感はそのまま「企業が顧客をどう見ているか」の写し鏡だと感じています。
最近のANAの対応を振り返ると、共通する課題構造が見えてきます。
クレジットカード決済増に向けての件
「SFCを維持したいなら300万使え」と顧客に求めるが、ANAカード自体の還元率や普段使いの魅力を高める努力はほとんど感じれられない(ANAカードって魅力あります?個人的に他のカードと比べての魅力はあまり感じません)。
定時運行の件
機内持ち込みルール(唯一2つ目の荷物サイズ規定)を厳格化して預け入れを推奨するが、預けた手荷物の返却スピードが早くなるわけではない。
顧客視点で見れば、「自社の課題(決済額向上・定時運行)に対する自己努力は顧客からは感じにくく、解決の手間や負担のかなり大きな部分を顧客に求めている」という構図に見えてしまいます。今回の300万決済も、まさにその延長線上にあります。
②戦国時代の「ほととぎす」に例えるなら
この両社の姿勢の違いを信長、家康に例えると以下にになります。
JAL(家康型): 減らぬなら 減るまで待とう ほととぎす
新規参入の入口は絞りつつ、既存会員の権利は守って自然減を待つスタイル。
ANA(信長型): 減らぬなら 減らしてしまえ ほととぎす
300万という制約を後出しでつけ、強引に強制排除するスタイル。
歴史の結果は明確です。強引に自社論理を進めた信長は途中で滅び、耐え忍んで周囲と付き合った家康が江戸幕府を建て、長きにわたる繁栄を築きました。
顧客を見ずに自社の都合(合理化)を突き進める企業に、本当の繁栄はあるのかなと個人的には思ってしまいます。
それで自分はどうするのか?
……と、ここまで散々言いたい放題書いてきましたが。
結論から言うと、不満を抱えつつも年間300万円決済を続けてSFCを維持するつもりです。
理由はシンプルで、やっぱりANAは日本を代表する最高峰のフラッグシップキャリアのひとつであり、「それだけの魅力を持ち続けてほしい」という淡い願いがある。
顧客に負担を強いるだけでなく、いつか「やっぱりANAを使い続けてよかった」と心から思わせてくれるようなサービスと努力を見せてくれることを期待しながら、これからも300万決済のカードを切り続けようと思います。
「制度の変更は合理的であり、やりたい気持ちはわかるけど、やり方が下手だな」と思った話でした。
