前回うかがってから1年強、高松のイタリアン両忘さんに行ってきました。前回いただいた最高の食材を最高の火入れでいただくイタリアンは、個人的にベストイタリアンの一つだと思っています。期待が膨らむなかでしたが、今回の両忘さんも素晴らしい料理の数々だったと思います。そんな両忘さんでの食事をブログで紹介したいと思います。
(2025年8月、9月は月、水、金更新となります)
2024年1月 両忘訪問
同じことは書かないのでまずは昨年の両忘さんでの食事ブログをお読みください。

場所・アクセス
琴電琴平線の片原町駅から300m程度。
高松駅からだと1.3キロぐらい離れていますが、高松中央商店街を歩きながら行くのもいいと思います。
フェリー通り沿いにお店はあります。
料理の紹介
生ハムと新玉ねぎのスープ
ふわふわの生ハムと玉ねぎの冷製スープ。玉ねぎの冷製スープは生クリームの優しさに玉ねぎのフレッシュさを感じる素晴らしいもの。最初からいびっくりした一皿でした。
ファアグラのテリーヌ
旨みすごいファアグラをお酒で少し寝かせています。お酒が入ることでフォアグラの旨味をさらに強く感じることができる。。
香ばしいパンとファアグの一体感、口中に残る余韻 素晴らしい一皿。
桜鱒の炭火焼き
皮目を炭火焼きし香ばしく中はレアな桜鱒。
やわらな食感と鱒の旨み皮目の香ばしさ、ミョウガの爽やかな感覚が初夏を彷彿させる一皿。
ホワイトアスパラ、そら豆、いんげんのスープ
ホワイトアスパラ、そら豆、いんげんのスープ。口に入れるとそら豆の香り、インゲン、ホワイトアスパラの凝縮された旨みが口中に広がる。生ハムの程よい塩味が豆の旨み旨みを引き出してとても良い。
春から夏になる過程が口中に味覚として感じられる楽しい一皿。
これはすごい!
ヤングコーンの炭火焼き
炭火で焼いたヤングコーン。パルミジャーノの芳醇な香りと蒸されたコーンの香りがとてもよい。
程よい塩味、コーンの旨味と食感、パルミジャーノの鼻から抜ける香りが素晴らしい一皿。
鳩の炭火焼き セロリのピューレ
肉厚な鳩、フレッシュな肉は嫌な感じが全くない、素晴らしい素材。
炭火で焼かれた皮目は香ばしく脂が焼かれたいい香りがする。肉はフレッシュでやわらかく旨みだけが素直に伝わる。
セロリのピューレはセロリ感がしっかりと感じられ、鳩の香ばしさに奥行きを与える。
ほんとうに美味しい肉料理でした
チーズパスタ
ブルーチーズの香りがよく、見た目以上に主張が強いホワイトパスタ。
麺はもちもちでチーズと絡み合う。
チーズパスタというとそのイメージを超える旨み、すごいパスタだ。
和牛のラグーパスタ
手打ちのラグーに手打ちパスタ、サクサクした食感が心地よい。
山椒の香りするラグーは肉の旨みがよく、この手打ちパスタの良さを引き出している
パンナコッタ
冷たいパンナコッタ。
ねっとりとした食感は今まで食べたものは一線を画す。最後までぬかりなし。
感想・お店情報
感想
ランチでは15,000円のコースにソフトドリンク2杯と炭酸水を加え、合計で約20,000円の費用でした。1年ぶりの訪問ということもあり、期待値は自然と高まっていましたが、今回もその期待を上回る満足度でした。
特に印象に残ったのはフォアグラと鳩。両方とも嫌なクセはまったくなく、素材そのもののクオリティが際立っていました。中川シェフによる絶妙な火入れとシンプルな塩味で、素材のうま味がしっかり引き立っていたのが印象的です。
最初に出された玉ねぎのスープから始まり、チーズパスタ、牛肉のラグーまですべての皿に個性があり、味に深みと記憶に残る印象を与えました。
美しく流れるようなコースだけれど、一つ一つはエッジの効いた料理。美しいコースの流れとエッジの効いた料理、そんな相反する要素が違和感なく同居していて、両忘さんの魅力を際立たせているのだと感じます。
今回のベストはフォアグラ、豆のスープ、鳩のロースト。フォアグラは芳醇、豆のスープは季節感があり、鳩のローストは素材の良さと火入れのバランスが秀逸でした。
中川シェフとマダムの柔らかな接客とセンスある器選びも相まって、心地よい時間が流れる、とても居心地のよい昼食でした。
また絶対に行きたいと思えるレストラン、次回訪問が今から楽しみです。
お店情報
店名 | 両忘 |
公式HP | https://ryobo2015.wixsite.com/ryobo |
TEL | 087-873-2991 |
住所 | 香川県高松市今新町6-2 |
定休日 | 水 |
営業時間 | ランチ営業 日曜日のみ 12時~ 月、火、木、金、土、日 夜 18時~ |
カード | 可 |